一般の個人投資家は、ファンダメンタルズ分析などの投資手法を考える必要はありません。
株式投資の手法に「ファンダメンタルズ分析」というものがあります。
ファンダメンタルズとは、経済などの基礎的要因のことで、国や地域の経済状況や企業の経営状況などを指します。
ファンダメンタルズ分析とは、国の各種経済指標や金利・為替・経済状況など、企業であれば財務内容や企業業績などを基に投資判断を行うという手法です。
これは、株式の本来的価値と市場価値にギャップがあったとしても、いずれは株式の本来的価値に収斂していくという考え方に基づくもので、ファンダメンタルズを分析することにより株式の本来的価値を割り出し、これに対して市場価値が著しく低く抑えられている銘柄に投資を行うというものです。
しかし、我々のような一般の個人投資家は、ファンダメンタルズ分析などの投資手法は頭から消し去っておいた方が無難です。
なぜなら、我々一般の個人に入手できる情報には限界があり、その限られた情報だけでは正しい判断はできません。
というより、我々一般の個人投資家が得ることができる情報は、ニュースや新聞などからのものがほとんどであり、我々が知った時には、すでに世の中の人たちも知っている情報である場合がほとんどだからです。
一般の個人投資家では、株価を変動させるような企業情報や材料は、ほとんど手に入れることはできません。
だから、企業情報や株価に影響を与えるような材料を収集する必要はないし、それを基に考えたりする必要はないんです。
しかし、ヘッジファンドや機関投資家などのような情報力や資金力のある大手の投資家たちは別です。
大手の投資家は、資金力や情報力に加え優秀な頭脳を持っています。
彼らは情報力を駆使し、ファンダメンタルズ分析を行い、大量の資金を市場に投入します。
だから、大手の投資家たちが動くと、チャート上にその動きが現れれる場合があります。
我々は、その動きを察知し、素早く付いて行くことが大切です。