自分が得意とする銘柄や自分と相性の良い銘柄を早く見つけることが重要。
銘柄を選定する際、どれが儲かるかではなく、どの銘柄の動きが好きか、そして、長く付き合っていけそうかを考えて銘柄を選んだ方が好結果を期待できることがあります。
また、ニュースや情報などのいわゆる「材料」にこだわりすぎて、資金をどんどん減らしてしまうことがあります。
株式投資でいつも損をしている人は、株式評論家やアナリストなどの株式投資の専門家といわれる人や、証券会社の営業マンなど他人の奨める色々な銘柄を次から次へと取っ換え引っ換え手を出しています。
そして、銘柄をどんどん増やして身動きが取れなくなっていきます。
「品薄仕手株」、「二部・店頭株など(一部以外)」、「新規公開株」、「テーマ株・人気株」なを奨める専門家や証券会社の営業マンがいますが、これらの銘柄も避けた方が無難です。
上場銘柄数は膨大な数があり、これらすべてに目を通すことは不可能です。
色々な銘柄に手を出して失敗するより、企業業績や業種などをみて銘柄を絞り、同じ銘柄が安くなったら買い、高くなったら売るということを繰り返す方が安全性は高いと言えます。
自分が得意とする銘柄や自分と相性の良い銘柄を早く見つけることです。
その銘柄の高値や安値、買い時、売り時など株価の動きの癖まで分かるようになればしめたものです。
このような、自分が常に値動きや材料・業績などに注目していて、十分知り尽くした銘柄だけしか取引しないようにすることが大切です。
そして、株式投資をする場合、株価チャートの見方にも注意が必要です。
ニュースや情報などの材料を聞いてからその銘柄の株価チャートを見ると、材料が先入観になってしまい余計なことを考えてしまいます。
逆に、チャートを先に見てから材料を知ると、その材料の値動きへの影響がわかることがあります。
ここでも、あまり情報やニュースなどの材料にこだわらない方が良いといえます。
これと思った銘柄を買っても、見通しが誤っていることがあります。
このような場合は、早く損切りなどの処置することが必要ですが、「失敗した」とどこで感じるかは感覚的なものなので、人それぞれ受け取り方が違ってきます。
だから、自分なりの「損切り」のやり方を事前に決めておかなければなりません。
これは、どの銘柄も一律に「〇%下落した時点で損切る」と決めておくとか、銘柄ごとに買う前に損切りポイントを決めるなどいろいろ方法がありますが、いずれにしても、損切りのことを考えずに株を買ってはいけません。