儲けるときは大きく、損する時は最小限に。だから『損切り』が大事。
株式投資で儲けるためには、安全と思える場所に資金を投入するのではなく、大きく儲けることができそうな場所に資金を投入する必要があります。
これは、ある程度のリスクを取らないと儲けることはできないということです。
そして、このリスクについて許容できる損失の額、あるいは、パーセンテージを決めておく必要があります。
これが「損切り」する際の目安となります。
株式投資における安全性とは、安全と思える場所に資金を投入するということではなく、予測が外れた場合でも損失を最小限に抑えるようにしておく、すなわち、損切りによって大きな損失を避けるようにするしか方法はないのです。
人は、自分の能力を過大に見る傾向があり、そして、物事を自分に都合よく考える傾向があります。
多くの投資家は、株は儲かると考えて株式投資に参加しています。
だから、買った株が下がってきても、待っていれば株価は元に戻り買値よりも高くなるのではと考えたりします。
確かに、そのまま待っていれば上がってくることもあるかもしれません。
しかし、逆に、もっと下がっていくかもしれないのです。
上がるだろうと思ってある銘柄に投資しても、期待通りに本当に上がるかどうかは全く分かりません。
株式投資においてリスクとは、損失を被るかもしれないということです。
このリスクは放っておくとどんどん大きくなっていきます。
待っていれば上がるかも、などと自分に都合よく考えていると致命的な損失につながってしまいます。
だから、株式投資では損失をできるだけ小さく抑え込む「損切り」という考え方がとても重要なのです。
儲けるときはできるだけ大きく、損する時は最小限に。
これが株式投資で勝つための極意です。
株式投資で最もいけないのは、運任せやイチかバチかの勝負に出ることです。
そして、投資の結果を証券会社の営業マンや新聞・雑誌で株価予想をしている株式評論家のせいにしてはいけません。
投資の決断とその結果はすべて自己責任です。
自分で考えないのがいけないのです。
他人のせいにしている限り、投資で成功することはありません。