損を覚悟で売ってしまうことを「損切り」といいます。
株式投資で稼いでいる人は、一般投資家の場合、全体の5%だと言われています。
100人が株式投資を行えば5人は儲けて、残りの95人はトントンか損を出しているということになります。
株は、上がるか下がるかの五分五分なのに、どうして儲けている人は5%なのでしょうか。
たとえば、ある銘柄に投資したとして、株価に変動がない場合を除くと、上がる確率はだいたい50%、下がる確率もだいたい50%です。
だから、何も考えずに投資をしたとしても、勝ち負けはだいたい半々のはずです。
なのに、稼いでいる人が5%というのはどういうことなのでしょう。
勝つ回数と負ける回数がだいたい同じでも、勝った場合の儲けが少なくて、負けた場合の損失が大きいんでしょうか。
あるいは、予測通り株価が値上がりしているのに、欲を出し過ぎて結果的には負けてしまう。
こんな感じで負ける回数が増えてしまっているなどが考えられます。
株式投資をするとき、多くの人は株価が上がることを予測して投資をします。
そして、予測通り上がる確率は50%、予測に反して下がる確率は50%です。
これで儲けを増やすためには、予測通りになって勝ったときの利益額を増やし、予測に反して負けたときの損失額を減らせば良いということです。
そのためには、予測通り株価が上がった場合は確実に利益を確保することと、予測が外れて株価が下がった場合は一定のポイントで躊躇なく損を覚悟で売ってしまうことが重要です。
この、損を覚悟で売ってしまうことを「損切り」といい、株式投資で稼いでいくためには、とても大切なテクニックです。
この「損切り」ができないと、塩漬け株を生み出す結果となってしまいます。