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定年間近の投資初心者サラリーマンのための株式投資

「企業の価値」と「株価」を比較する。

株式投資の分析手法は、「テクニカル分析」「ファンダメンタルズ分析」の二つに大別されます。


テクニカル分析とは、チャートに基づいて株価の変動パターンを分析することで現在の株価が割安なのか割高なのかを判断します。

これに対して、ファンダメンタルズ分析は、個別企業の財務状況や業績を基にして「価値」を判断します。


どちらの分析に比重を置くかは、投資家の志向によって変わるのですが、比較的、短期トレーダーはテクニカル分析、長期目線ならファンダメンタル分析を重視する傾向があります。

 

企業の本質的な価値に対して株価が割安になっている銘柄や、事業の成長が見込まれる企業は、将来的には適正な価値に見合うまで株価が上昇する。


これがファンダメンタルズ分析の基本の考え方です。


つまり、企業価値が高い企業でも、株価が高ければ投資対象にはしないということになります。


あくまでも重要視するべきは「企業の価値に対して割安なのかどうか」と「成長の余地はあるのかどうか」という2点なのです。

 

 

 

企業の価値を計るためには、様々な「指標」を活用しますが、一般の方が株式投資をするのであれば、次に挙げる「株価指標」を知っていれば十分です。


EPS(1株あたりの純利益)
ROE自己資本利益率
PBR(株価純資産倍率)
PER(株価収益率)


ちなみに、投資の神様とも呼ばれるウォーレン・バフェットは、「EPS(1株あたりの純利益)」と「ROE自己資本利益率)」を重要視しています。


「EPS」は1株あたり、どのくらい利益が出ているかという指標です。

EPSが増えているということは、安定的に収益を上げ、しかも成長中の企業だと考えられます。



ROE」は、株主から集めたお金でどれだけ効率よく利益を上げているかという指標です。


ROE」が高ければ経営効率が高い企業だということがいえます。

 

「EPS」と「ROE」の値が高くても、株価が企業の「価値」に対して『割安』でなければ、大きな株価上昇は見込めません。


だから、株価の割安感をみるための指標が必要になります。

 

株価が割安かどうかは「PBR」「PER」で確認できます。


『PBR(株価純資産倍率)」とは、企業が持っている資本に対して、株価が割安かどうかを図る指標です。

この数値が1倍以下になっていれば割安であると考えられます。


次に「PER(株価収益率)」とは、企業の収益に対して、株価が割安かどうかをみる指標です。


一般的には、この数値が15倍以下であれば割安と考えられます。