会社には頼れない。
会社には頼れない。
あなたは、今、会社員ですか。それとも、自営業者ですか。
もし、あなたが会社員なら、これからは、あなたが勤務している『会社』にいつまでも頼ることはできません。
これは、勤務年数が長いとか、役職が高いなどということは関係ありません。
これからは、会社からの収入、いわゆる給与や賞与がどんどん減少していきます。
収入が減ったからといって、会社に対して不満を言ってもどうしようもありません。
なぜなら、会社からの給与や賞与はあなたが決めるものではなく、会社が決めるものだからです。
あなたが会社員である限り、あなたの給与や賞与は会社の都合で決められてしまうのです。
また、退職金も同じです。
あなたが自分の退職金の金額を決めることはできません。
これからは退職金もどんどん減少していきます。
中手企業や零細企業では、もともと退職金が無いところも多いのですが、退職金があったとしでも、だんだんと支給額が減少してきています。
そして、これからの日本では、働きたくても仕事の無い人がどんどん増えてきます。
世界のグローバル化によって、単純作業は賃金の安い国にどんどん取って代わられていくのです。
いわゆる、労働力の海外移転です。
実際、企業で従業員のリストラが行われても、それは日本国内だけのことであって、企業全体では従業員数は増加している場合もあるのです。
これは、日本の賃金の高さに原因があります。
日本人一人分の賃金で、東南アジアなどの外国人を10人雇えるのです。
そして、特に東南アジアの方たちというのは、勤勉で優秀な人が多く、しかもハングリーなのです。
製造業に限って言うと、日本人の生産性はそれだけ低いといえます。
大手企業だからといって安穏としているわけにはいきません。
三洋電機が数年前に経営が立ちいかなくなりパナソニックに吸収されました。
最近では、シャープが台湾企業に身売りすることになりました。
一流企業に入ったからといっても、一生安泰とは言えません。
大手・一流企業と言われた会社でも安心できないということです。
こう考えると、これからは会社には頼れないし、会社をあてにすることはできません。
